ナンバーワンとオンリーワン

昨日の日記で「ナンバーワンよりオンリーワンを目指す方が効率がいい」的なことを書きました。このオンリーワンという言葉が妙に気にかかったので、いろいろ調べて思うことを連ねてみます。


オンリーワンという言葉が広く受け入れられたのは、間違いなくスマップのあの歌からでしょう。

NO.1にならなくてもいい もともと特別なOnly one

このフレーズは2、3年前はいたるところで聞くことができましたが、実はその当時から言っていることが何となく納得できませんでした。「もともと一人一人特別なので、努力する必要はないよ」的なことを言っているような感じを受けて、それは本当にそうなのか?という疑問がありました。それで、今回のことをきっかけにもうちょっと考えてみようと思って、いくつか検索してみました。(→google:スマップ オンリーワン

[http
//www2.big.or.jp/~yba/heart/040529azb_01.html:title]:ここには、なぜ「世界に一つだけの花」はあれほど受け入れられたのかということが書かれています。その中であー納得!と思ったのが努力が報われない時代という段落。昔は頑張れば報われるから頑張ってナンバーワンを目指せだったけど、最近は努力してもどうしようもないことが多いからオンリーワンなのだから素のままででいいじゃないかという分析。おそらくスマップマッキーはそこまで考えて歌詞を作ってないでしょうが、世論というか歌を聞いた人にこういう風に捉えられてしまったということです。
[http
//www.carinavi.org/office/pressSummary2004/3_15ahead.jsp:title]:ここにはオンリーワンという言葉を素直に受け止めるなという趣旨が書かれています。プライベートな場面だといるだけでオンリーワンなのだからそれでもいいが、ビジネスではいるだけでは価値がないと言っています。

こうやって調べていくうちに、特に二番目の記事を読んで自分が何で納得できなかったのかが分かりました。自分が思い描いていたオンリーワンと歌詞の中のオンリーワンがずれていたのですね。スマップマッキーは(おそらく)プライベートな場面でのオンリーワンを思い描いていたけど、自分はビジネス的なことを思い描いていたのでそれでは意味がないのではと感じていたのです。

そして、プライベート的オンリーワンだけでは不十分と考えています。生きていくためには遅かれ早かれビジネス的な競争に巻き込まれるし、そのとき勝ち残っていくにはビジネス的オンリーワンを目指していかないといけない*1のだから。

最近は、運動会の徒競走などでみんな手をつないで同時にゴールするという風になっている小学校もあるらしいですね。これも一種のプライベート的なオンリーワンですが、ビジネス的なオンリーワンではありません。ここに上記の問題があるのかもしれませんね。

昨日の日記は、ビジネス的観点からオンリーワンになるための道を示したものでした。自分も、プライベートはプライベートとして、社会に必要とされるためにもビジネス的オンリーワンも目指していこうと思っています。


ときれいにまとめたところで、今日はここまで。

  • 追記:作詞はスマップではないとの指摘を受けたので修正。きれいにまとめきれてなかった…

*1:ナンバーワンを目指せるならばそれが一番いいけど、大抵難しいからオンリーワンを目指すべき