アーリーアダプタ

多数派になろうとすることは卑怯 - 他人の脳内から。

という感覚が、どうも僕にはあるようなのだ。自分では特に価値判断の基準を持ち合わせていないことについて、考えもなしに多数派に従ってしまうのは、いわゆる尻馬鹿君になることであって、それは気持ち悪いし、なにより卑怯なことだ、と感じてしまう(必ずしもそうとは限らないのにね)。だから、流行と見ると、とりあえず反射的に逆らってしまう。何ということか。

あ〜、何となく分かります。自分も結構そういう傾向があって、大衆受けしたものは受け入れがたい気持ちがあります。受け入れるにしても、本当に自分に必要なものか吟味してから。現在圧倒的シェアを誇るiPodを買わずにgigabeatを買ったのも、そういう気持ちが無きにしも非ず。逆に、普及し始めた頃のものは喜び勇んですけどね…

上記の他に自分がこういう風になる理由の一つとして、大多数に受け入れられているものを知らなかったという事実を認めたくないというのもあるかもしれません。流行に逆行するような態度を取ることで、知らなかったのではなくあえて受け入れなかったのですよという天邪鬼な心理が働いているのかも。こんな妙なプライドはあまりよくないですね。いいものはいいと素直に認めるようにしないと。


なお、404 Blog Not Found:多数派図画工作ではそういう人たちをアルファ・ギークと呼ぶと言っていますが、自分はまだそこまでの段階ではないような気も。少しリンク中の絵が見づらいのでこちらの図を参考にしますが、この分類ではおそらくアーリーマジョリティに属するでしょう。まだ自分が収集する情報は三次から四次的に伝わったものが多く、一次、二次的に、つまり自ら率先して情報を集めているものはあまりありません。

今は、流行になりそうなものをいち早く見抜くことができるアーリーアダプタ層を目指しています。今いるアーリーマジョリティ層からもう少し頑張ってアーリーアダプタ層に遷移することができれば、先行者の強みを生かせるでしょうしね。そして、一つの製品・技術だけでなく複数のものを捉えることができれば、それこそが以前書いたオンリーワンの人材になる…といいですね…