プログラマ減少説

久しぶりのエントリ更新。


あなたのまわりにプログラマは何人いますか? - yasuhoの隠れ家から。プログラマを目指す人が減っているという主張で、その理由は以下のように述べられています。

  1. プログラムを作る喜びが減った
  2. プログラミングを始めるハードルが高い
  3. プログラミングを学ぶ機会が少ない
  4. プログラムを作る必要がない

このうち、1, 3, 4は本質的には同じことを言っているのかなと感じていて、それにおおむね賛成です。プログラム作成の醍醐味の一つとして、自分が作ったものを他の人に使ってもらって喜んでもらう楽しさというものがあります。けど、自分程度で考え付くようなことは、もうすでにもっと洗練された形で実現されているのですよね。これじゃ、一から自分で作る気にはならないのも当然といえば当然かも。

ただ、2についてはちょっと疑問の余地が。(使ったことないけど)VBなどは簡単に作れると聞くし、サンデープログラミングにはスクリプト言語も豊富にあります。プログラミングを始めるハードルは、むしろ下がったのではないのかな?


話を戻して、プログラマ(を目指している人)が減っているというのは何となくですが感じています。自分の周りだけかもしれないけど、プログラミング自体が好きでプライベートでもやっていたいという人は少ないような気がします。

でも、これは実は全体的にはプログラマ(になりたい)人口は減っていないのだけれども、それ以外の選択肢が増えたために減ったように感じるのかな。

昔はコンピュータを使ってやれることが限られていたし、それを当たる人はほとんどプログラムを書く人でした。しかし、これだけ業界自体が大きくなってコンピュータが身近になった今では、プログラマだけがコンピュータに関わる唯一の職業ではありません。コンピュータに関する他の職業が増えた結果、相対的にプログラマが減ったように感じるのでしょう。

選択の幅が広がっていることは業界の活性化という面でいいことかもしれません。しかし、その分プログラマへの興味が薄れているのは、何だか少し寂しい感じがしますね…


そういう自分はどうなんでしょう?もとからこの業界を目指していたこともあって、やっぱりプログラミングは好きですね。日曜大工ならぬ、サンデープログラミングも楽しいですし。生涯一プログラマだけで終わるつもりはない(し、プログラマだけで生きていけるほどの力もない)けど、歳を取ってもプログラムからまったく離れるのではなく何らかの形で関わっていきたい。

縁あってIT業界にいますが、やりたいことを仕事にできることは幸せだと思います。好きこそものの…という言葉もあることですし、この気持ちを忘れずにいたいものです。