Backlog Template Issue for Google Apps Script をリリースしました
XML-RPC client on Google Apps Script を作りましたよ - @ikikko のはてなダイアリーで触れた、Google Apps Script上でほんとに作りたかったものです。もちろん、前回作成したXML-RPCクライアントを今回使用しています。
それにしても・・・ながっ!もうちょっとスマートな名前を付けられなかったんですかね>自分
ここではかいつまんで紹介しますので、詳細は↓のリンクを参照してください。
概要
Googleドキュメント(スプレッドシート)を基に、Backlogへ課題を一括登録するものです。TracのTicketImportPluginの、Googleドキュメント + Backlogバージョンです。
以下の場合に、特に効果を発揮すると思います。
- 初期プロジェクト立ち上げ時に、定型のタスクを登録する必要があるとき
- (運用・保守時など)定期的に同じタスクを行わなければならないとき
インストール
テンプレートとなるスプレッドシートを準備します。
- テンプレートのスプレッドシート: Backlog Template Issue for Google Apps Script
- メニューバーの「ファイル > コピーを作成」で、スプレッドシートをコピーしてください(名前は任意)
実行方法
スプレッドシートを開いて10秒ほど待つと、スプレッドシートのメニューバーの一番右に、「Backlog > 課題一括登録」というメニューが追加されているかと思います。こちらをクリックしてください。
以前のプログラムとの違い
以前backlog-template-issue なるものを作ってみました - @ikikko のはてなダイアリーでも、似たようなプログラムを紹介しました。こちらは、実行時に「Googleスプレッドシート+Java(Swing)アプリ」の双方を用意する必要がありました。
今回紹介するものは、Googleスプレッドシートにスクリプトを埋め込むので、スプレッドシート単体で動作させることが可能となっています。実際に使う際にスプレッドシートだけ扱えばいいので、より便利になっているのではないでしょうか。
なお、スプレッドシートのフォーマットは(ほぼ)以前と同様の形式なので、以前のデータをそのまま使用することができます。
Google Apps ScriptはGoogleドキュメントを拡張するものとして面白いのですが、いかんせんまだ環境がこなれてないんですよね。エディタやテスト環境しかり、スクリプトのインストール環境しかり。それが、今回の開発でよーく理解できました。
また時期を見て、開発をしながら感じたその辺のことをまとめてみたいと思います。