業務ロジックとか技術者とか、いろいろ思ったことを徒然なるままに

こんなタイトルだと、マイミクの人からはまた敬遠されるのですよねw

ま、ブログなんだもん、自分が好きなように書き散らかしたっていいでしょう♪


しかし、純粋な意味で「書きたいか、書きたくないか」と問われれば、私は業務ロジックをあまり書きたいとは思わない。ほとんどの場合、顧客の業務内容に興味は沸かないのである(もちろん例外はあるが)。むしろ、業務ロジック以外の部分を書くほうが面白い。例えば、そのシステム専用のアプリケーション・フレームワークや共通ライブラリを作ったりするようなことである。開発プロジェクトの中で、そういう仕事をするメンバーを「共通チーム」と呼んだりするが、そういったチームとして働く時の方が楽しい。

スキルアップのためにラップを剥がしてみる|悪態のプログラマ

業務ロジックは単純な四則演算で表現できることが多く、技術的には難しいことはあまりない。けど、業務ロジックは現実社会を表現しているので、複雑になることが多い。技術的な好奇心は満たされないけど実装しようとすると複雑なものとなるので、技術者からすると実りが少ないんですよね。

私個人としても、業務ロジックを理解すること自体にはそこまで興味が沸かないタイプです*1。むしろ業務ロジックとは少し離れて、他の開発者が困っている課題を技術検証して解決する方が楽しい。現在のプロジェクトでも技術検証をしたことが何回かありましたが、うまく解決策を提示できたときはほんとにアドレナリン全開で、夜寝るときも思い出しては興奮してなかなか寝付けませんでしたw


と、そんなところに、KLab CTO仙石氏のインタビューが。

【本当に技術が「好き」なエンジニアは全体の2割しかいない?】

本当の意味で「好き」じゃないから、技術者としては邪道なことで満足しようとするのではないでしょうか。「お客様の喜ぶ顔がみたい」とか。

(中略)

本当にお客様の喜ぶ顔が見たいのであれば、プログラミングより適した仕事があると思いますよ。

邪道と言い切るのはさすがに極端と思うけど(笑)、私も↑で述べたように「お客様の喜ぶ顔が見たい」よりは「技術的な好奇心を満たしたい」方が強いですね。

ただこういう考えだと、悪態のプログラマさんのはてブコメントに書かれている

非常に共感できるんだが、それでキャリア的に先があるかどうかとか、共通部分を作る仕事がいつまでもあるかとか

がすごく怖い。特にキャリアうんぬんのくだりが。

実際問題、今の(SIer)業界でどちらがお金を稼げるかというと、やっぱり「技術志向」より「お客様志向」*2。純粋な「技術志向」で生きていくのは、それなりのリスクがあります。千石氏があれだけ言えるのはそれだけの実力があるからで、それだけの実力がない大多数の人がとりあえずより多くのお金をもらえそうな「お客様志向」に流れることは仕方ないことなのかなと思います。


もっともっと「技術志向」が認められてもいいとは思うのですが、なかなか一足飛びにはなりそうもないですよね。現状を憂いても仕方がないので、今やるべきことをやっていきましょう!という結論で筆を置きます。

*1:もちろん、複雑な業務ロジックを抽象化してシンプルなものにする役割を担うコンサルタントの方々は絶対に必要だし、純粋に凄いと思っています

*2:下流志向より上流志向とも言い換えれるかな