ツール中毒な日々
SubversionとかTracとかユニットテストとかに、ひじょーに興味をそそられている今日この頃です。それだけ導入すれば全てが解決するという銀の弾丸ではないのは重々承知しているのですが、適切に使えば開発効率が上がりそうなのが妙に惹かれています。
今のプロジェクトは、Excel+メールで管理されています。開発チーム内のタスク・バグ管理をエクセルで行って、顧客&要件定義者にその結果をメールで送っています。ご丁寧に、結構な容量のテスト結果のスクリーンショットをファイル添付ファイルして…orz
それなりに規模が大きかったときもあった(ピーク時100人超)のですが、ここまでなるとExcelでの管理はやっぱり限界があるのですよね。今回感じたExcelのデメリットとして、↓を実感しました。
- 一人がファイルを編集中に他の人が編集できない
- 「ファイルの共有」はあるけど、あれをやると重くなってストレスがたまる
- (一つのファイルにいろいろ突っ込むので)ファイルが壊れやすい*1
- ファイル間の関連付けの機能が弱い
- タスク一覧とタスク詳細のファイルが別になっているので、一覧を開いてから詳細を開きなおさなければならない
- ハイパーリンクはあるけど、標準に備わっている機能は使いにくい
あとはExcelの問題ではないけど、メールでファイル添付ってのはないよなと。M単位のファイルをやり取りすることもあるのに、効率悪いなぁ。こんなの、HTTPサーバ立ててそこにファイルを上げておけば一発よね〜とか思いつつ。
Web上で公開するとセキュリティが怖いだとかの反論もあるかもしれないけど、SSL+認証かければ済む話ですよね。暗号化もされていない素のSMTPでやりとりする方が、よっぽど危ないのでは?
Excelとかメールが導入・教育コストが低くて便利なのは分かるのですが、なんだかなぁ…。
悪いところばかり見ててもしょうがないので、よりよくするためにはどうすればいいか?やっぱり、最初は自分が許された範囲でやっていくことですよね。
Windows標準のソフト以外は(表向きは)使えないという制約があるので、Subversionの導入とかも多分厳しい。ユニットテストならR/3環境にはABAPUnitというツールがあるので、この辺から啓蒙していきたいなと思索中。成果を出せたなら、ちょっとずつちょっとずつバージョン管理やプロジェクト管理ツールも浸透させていけたらなぁ…
*1:これは、バックアップスクリプトでも置いておけばいい話か