エンジニアプロ論・読了
ちょっと古いですが、読み終えました。今すぐ実務的に何か役に立つというわけではないですが、モチベーションという意味ではかなり効果有!大体電車の中で読んでいたのですが、あまりの面白さに電車乗り過ごしかけたことも何度かありましたw
全体を通して強く感じたこと。
- 自分の生き様を見た人に勇気を与えたい!
- 現状、管理職としてより技術職で生きていくことの方が困難でしょうが、それでも技術者としてこれだけ名を馳せている。この人たちの生き様に素直に勇気を与えてもらいました。私もいつかこの本の人たちのように、「○○さんのようなエンジニアになりたいです!」と言われるようになりたい!
- 「自分から主体的に」という意識を常に持つ!
- この本に出てくる人の大多数が、どこかのタイミングで泥のように働いてる時期があるみたい。けど、ただ単純にやらされてるという意識だと貴重な時間を切り売りしてるだけ。受身の姿勢ではなく、自分から動くということを常に意識しておきたいと思いました。
この本の中で一番共感できたのは、梅田弘之氏。今現在の業務と近い*1ってこともあるし、その中で考えていることも似ているのかなと思います。ちょっとその勢いで、本まで買ってみたりしましたよw
パッケージから学ぶ4大分野の業務知識 (開発の現場セレクション)
- 作者: 梅田弘之
- 出版社/メーカー: 翔泳社
- 発売日: 2007/03/14
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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ここからは、各人のインタビューの中から心に残ったことを一言ずつ列挙。
- 榊原彰:「9時5時生活(ただし24時間表記)」
- どこかでやった(かつやり遂げた)人が、こういう風になれるのかも…
- 平鍋健児:「これこれが好きなので、深堀りしていきたい」
- 今は、テスト(のフレームワークとか自動化とか)関連かな。
- ひがやすを:「ペイフォワード」
- ギブアンドテイクだと行き詰まりがちなので、ペイフォワードに。
- 漆原茂:「自分で作ったものを見せる」
- 現状の受託開発の構造だと、客に見せるということができないのが一番のネックなのかな。
- 小野和俊:「ラストマン戦略」
- 前聞いたときも思ったけど、現実的なキャリアの立て方だよね。
- 梅田弘之:「社風大事」
- 大事だけど、コントロールしにくいイメージ。特に、経営層の人たちから見れば。
- 羽生章洋:「時間は人を裏切らないけど、人は時間に冷たい」
- あー、うまいこと言うね。
- 萩本順三:「学んだスキルの価値を人に説明できるようになる」
- 苦手w。けど、ラストマン戦略取るならば、より一層重要に。
- 大西健児:「テストエンジニアという職業を、息子に勧められるか」
- これも、よく考える。そして、答えは出ない…
- 山本啓二:「課題発見型から課題解決型へ」
- ありがち。ただ、解決策の実行にもコストはかかるので、常にトレードオフも考慮して。
- 市原俊治:「仕事は仕事」
- 頭では分かってるのですが、自分がここまで徹底できているかというと…
- 鈴木雄介:「会社が無くても仕事ができる」
- うん、まぁそうだよね。問題は、口だけじゃなくちゃんと行動に移さないと><
- 河村嘉之:「『技術を軽んじる雰囲気』が変化」
- 河村さん世代が言うならば、昔はもっと大変な時代だったのかなw
- 近藤秀和:「複利計算のプログラムを作った」
- 小学生でその発想は…すごい!
- 守安功:「デキるエンジニア一人いるだけで違う」
- そうそう。いわゆる人月計算って、その真逆をひた走っていますがね…
- 最首英裕:「自分が取り組めないことで放棄するのは、独善的」
- 目的のためには、うまく周りもコントロールしてってことですね。
- 細川努:「『こだわること』と『幅を持つこと』の両立」
- 言うのは簡単ですが、すぐに忘れてしまいがちですw
- 野津和也:「『ビジネスを安定して回すこと』と『新しい価値を作ること』」
- ビジネスを回すだけならば、短期的にはうまくいくけど中長期的には…ってやつですかね。
- 内野弘幸:「受託ソフトウェア開発では、安全なほうにばかりマネジメント」
- はい、実感してます。ただ、何もせずに泣き寝入りだけはしたくないとは思っていますが…
こうやって出すと、意外と多いなw
オンリーワンになるためのエンジニアプロ論 (開発の現場セレクションSpecial)
- 作者: SE編集部
- 出版社/メーカー: 翔泳社
- 発売日: 2008/05/29
- メディア: 単行本
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*1:ProActiveの産みの親って、まさにドンピシャですよw