CloudBees ファーストインプレッション

先月末に、CloudBees: Cloud Platform as a Service for Java Web Apps, Supported Jenkins/Hudson and Jenkins/Hudson in the Cloudというサービスがリリースされました。これは、うたい文句の「Hudson-as-a-Service」とあるように、クラウド上でHusdonを実行できるものです。

Hudson自体かなり簡単に使えるけど、さらに推し進めてもっと気軽にできないかなーと思っていたところなので、早速登録して使ってみました。そのときの様子を画面キャプチャ付きで示していきます。


概要

CloudBeesは、実際にはAmazon EC2を内部で使用してるみたいです。料金は「月額固定料金+ジョブが実行された時間による従量課金」ですね。ただ、現在はベータ期間中ということで、月額料金はかからないみたい。従量課金は1cent/minuteです。

料金の詳細については、↓を確認してください。

使用までの流れ

  1. Betaプログラムに登録
  2. Invitationメールを受け取る
  3. Signupする
  4. アカウント管理しつつ
  5. Hudsonのジョブ作成・実行する

1~2までが結構長いので、気長に待ってください。私はかなり早めに登録したので時間がかかったのかもしれませんが、2週間以上かかりました。また、3のSignup時には、1のときに登録したメールアドレスとクレジットカードの番号を入力する必要があります。

Home

Signupしてログインした後は、下記のような画面が表示されます。ここから、Hudsonの設定やアカウント管理画面に遷移することができます。

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Hudson

CloudBeesでは各自で一つのドメインが割り当てられます(例:ttps://ikikko.ci.cloudbees.com/)。もちろん認証がかかっているので、こちらをクリックしてもはじかれますので。あしからず。

HudsonのHome画面はこんな感じ。見慣れた画面ですね。

https://cacoo.com/diagrams/ZxvvkWFjXbO1MwbL-B6F04.png

ジョブ設定

ジョブの設定も素のHudsonと大体一緒。違うのは、CloudBees専用のMavenデプロイプラグインが入っていることかな。

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CloudBeesではMavenインハウス(プライベート)リポジトリも用意されてて、専用プラグイン経由で簡単にデプロイできるようになってます。リポジトリのURLはこんな感じ。ttps://repository-ikikko.forge.cloudbees.com/snapshot/ もちろん、こちらも認証有りですよ。

システム設定

システム設定では、大部分の設定がいじれないように消されています。ただ、メールサーバとかはすでに設定済みらしく、ビルド失敗時のメール通知はちゃんと指定したアドレスに飛びました。

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プラグインマネージャー

プラグインの管理ですが、前述したデプロイプラグイン含めて、3つの専用プラグインがプリインストールされています。Look&Feelプラグインはそのままとして、Swarmプラグインは何をするんでしょうね?ログ監視のところでSwarmというログレコーダーが設定済みなのでここで何か使っているのかもしれませんが、詳しいことはよく分かりません・・・orz

https://cacoo.com/diagrams/ZxvvkWFjXbO1MwbL-A6E51.png

その他、プラグインはいつもの画面から自由に入れることができるっぽい。ただ、HudsonのバグかCloudBeesの設定が悪いのか、インストール後の再起動がいつまで経ってもかかりませんでした。。。

アカウント管理

CloudBees全体のアカウントを管理することができる画面です。

ユーザ設定

名前とメールアドレスを変更できます。一点注意しておくのは、メールアドレスがログインIDにも使用されるということです。

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パスワード変更

パスワードを変更する画面です。特に言うことはないでしょう。

https://cacoo.com/diagrams/ZxvvkWFjXbO1MwbL-B9FF1.png

ユーザ管理

Hudsonのユーザ管理は通常ならばシステム設定の画面で行いますが、↑の通りシステム設定画面ではそのような項目は隠されています。その代わりに、こちらの画面で管理する形になります。ユーザの追加・削除と合わせて、各ユーザに管理者権限を持たせるかどうかも設定できます。

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サブスクリプション管理

CloudBeesでは60日間有効のプリペイドパッケージも用意されています。それらを利用した場合は、この画面で表示されるのでしょう、多分。

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請求&支払

この画面で、実際にどれくらい使用されているかを把握することができます。請求先のクレジットカードを変更することもできます。ご利用は計画的に。

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ざっと使ってみた感じ、Mavenでがつがつダウンロードするようなジョブも結構さくさく動いてる感じがするし、それなりに快適です。手軽にHudsonマシンを用意できるので、小さい案件なら一考してもいいかもと思いました。あとは、実運用したときにどれくらいパフォーマンスが出るか、料金とのバランスはどうか、というところですね。

ちなみに(完璧に蛇足ネタですが)Hudson-as-a-Serviceに限らず、なんとかaaS一覧は下記リンクを見てもらえるとよくまとまってます。BaaSとZaaSがいい味だしてますね。