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スクラム現場ガイドを読みました

最近全然できてなかったので、本を読む時間を増やそうとしています。合わせて、メモ的にでもアウトプットしておくことによって、読みっぱなしではなく、より自分の中に定着させようかと。

というわけで、最初はスクラム現場ガイドです。この本がどんなものかは、前書きから引用しますが、今の自分のフェーズに丁度合ってると思って、色々参考になりました。

スクラムアジャイルを始めようと思っていたり、まさに始めたところだったり、1年くらいやってきて道に迷ったように感じているなら、本書はあなたのためにある。僕は公式には、新たにプロジェクトを始めて6ヶ月から18ヶ月の12ヶ月の間にいる企業が対象だとしている。

スクラム現場ガイド -スクラムを始めてみたけどうまくいかない時に読む本-

スクラム現場ガイド -スクラムを始めてみたけどうまくいかない時に読む本-

まえがき

少なくとも3回はそのままで試してみて、結果を見て欲しい。

ってのは、忘れがちだけど大事だなと思いました。新しい取り組みをしてるわけだから、今までと違ってうまくいかないことも結構あるのですが、そこで安易にモデルを変えちゃうと、よく分からなくなるんですよね。

一方、うまくいかないことは改善するために変えていかないといけないですね。そこで、モデルを変えるのではなく、自分たちのやり方を変えていく、という自分たちが今どっちを変えようとしているのかは意識していかないとダメだなと思いました。

というわけで、モデルを変えないためにもモデルがどのようなものかは、上辺だけでなくちゃんと把握しておかないとだめだなというところが、今ここ。

第1章 スクラム:シンプルだが簡単ではない

「新しいやり方になったせいで、仕事は悲惨になったの?それとも前から悲惨だったのが目に見えるようになっただけ?」
「元々ひどかったんじゃないかな」「そうだよ、ここまでひどいとは今まで気づかなかったけど」

というやりとり。

うまくいかないときはプロセスに責任を押し付けたくなるけど、実はだめな部分が見えるようになっただけなんじゃないか?というのはいつも意識しておかないとですね。

第3章 チームコンサルタントでチームの生産性を最適化する

この本の中でも、一番革新的な内容だと思うこの章。

"チームコンサルタント"は、特定のチームに所属するのではなく、その人の専門性を活かして複数のチームをサポートする役割とされてます。社内にいる、特定分野の専門家ですね。デザイナーやUIに携わる人などが、イメージしやすいかなと思いました。

うちだと、まさにデザイナーやマークアップエンジニアが、特定プロジェクト専属というよりスポットでプロジェクトに入ることが多いので、図らずもそういう感じで動いてるところはありました。ただ、アプリエンジニアはそういう働き方はしてなかったので、今以上に組織をスケールさせるときに、こういうアプローチももしかしたら取れるのかなという、一つの引き出しにしておこうと思います(正直、効果があるのか?とか、効果があったとしてもうまくそういうアプローチにもっていけるのか?はまだ半信半疑ですが)

第5章 スクラムの役割

スクラムマスターの役割を、チームメンバーが交代で受け持つようにして成功したというチームの話もある。僕自身は試したことがないし、うまくいっているのを見たこともない。スクラムマスターが長期にわたる観点を持てないと、ただの管理者に成り下がってしまう。スクラムマスターに必要なスキルは特殊だし、とても重要な役割でもある。キャンプファイヤーで回し飲みするボトルのように考えてはならない。

ちょっと長いけど、ここはなるほどと思ったので。

スクラムマスターの仕事は、以下の三つとされてます。

  1. 高効率のチームを作り、維持する
  2. プロダクトオーナーに協力しつつ、プロダクトオーナーの意図をチェックしバランスを取る
  3. 組織を変える

割りとイメージしやすいのが1番目かなと思ってて、具体的にはデイリースクラムやチームのミーティング・タスク調整とか。で、この辺の見えている作業をこなすだけならば、持ち回りでやるとか開発チームが肩代わりしてやるでもいいかと思ってます。

が、具体的な作業は見えていないけどチームや組織・会社の大枠を改善するような施策は、交代制だと難しいんじゃないかなとは思ってました。ある程度チームが完成されてくれば、もう具体的な作業に落とし込めるものばかりになって、そしたらスクラムマスターもいらなくなるのかなとは思いますけどね。

なので、完成されたチームになって物事を具体的な作業に落とし込めるところを目指しつつ、そこに向かってどういう手を打つのが効果的かを大枠で考えることが、今の自分の仕事じゃないかなと勝手に考えています。

第8章 専任スクラムマスターの利点

スクラムを初めて取り入れるときによく言われるのが、「スクラムマスターを専任でおく余裕がない」ってことだと思ってます。それに対する一つの回答が、この章に書いてありました。

この章いわく、スクラムマスターが開発チームと兼任した場合と専任した場合の、それぞれおチーム全体の生産性向上率は、大体こんな感じになるようです。

  • 兼任時の生産性向上率:110~125%
  • 専任時の生産性向上率:180~200%

こうやって数値として出るのであれば、専任した方がすごく価値があることかなと思いました。もちろん、専任したら誰でも200%の生産性向上につながるわけではないので、そこに向かって努力はしないとですが。