「ピープルウエア」を読みました
事務所にあったやつをひっぱってきたので、最新でないちょっと古いやつ。名著と言われてたけど読んだことなかったし、今の立ち位置的に読んでおいて損はないと思って。
- 作者: トム・デマルコ,ティモシー・リスター,松原友夫,山浦恒央
- 出版社/メーカー: 日経BP社
- 発売日: 2001/11/26
- メディア: 単行本
- 購入: 26人 クリック: 339回
- この商品を含むブログ (197件) を見る
第 II 部:オフィス環境と生産性
騒音、特に電話の話。電話という点では、うちにはそこまで影響がないとは思ってます。が、(別チームの)ミーティングがうるさい問題は以前ちょっと感じてたので、その辺を頭に思い浮かべながら読んでました。
なお、つい先日事務所引っ越しして、ミーティングルームが増えたので、今はかなり改善されてるのかなと思ってます。
第 III 部:人材を揃える
採用における「能力テスト」についての説明が気になりました。
その人物は、能力テストで測られた作業を2年間で終え、他の作業を20年間やることになるかもしれない。
採用の際には、今できることという短期的な視点だけではなく、長期的にどうなりそうかを重視するのがよさそうだというのを、改めて考える機会となりました(もちろん、今までも無意識的にそういう風に考えていたとは思いますが、改めてということで)。
第 IV 部:生産性の高いチームを育てる
組織のビジネス的な目標、例えば「今期の利益を2倍にする」といったものが、ダイレクトに個人やチームの目標と結びつくかは分からないという話。この点も、うちではある程度解消されているのかなと感じています。というのは、自分たちが作ってるサービスを自分たち自身でも使ってるので、「サービスをよりよくすること=自分たちも楽になる」というのが分かりやすく実感できる目標なためです。
とは言っても、「自分たちのサービスをよりよくする」だけじゃ足りないところももちろんあるので、やっぱりその他やれることはやっておく必要があります。という点では、この辺かな。
チーム編成の目的は、目標の達成ではなく、目標に向かって一体になることである。
このチームの目的は満たされたとき、チームのメンバーはずっと効率よく働く。一体になったことでベクトルが合ったからだ。
これを達成するためにも、チームの目標が何なのかと、それを各チームメンバーにも意識付ける取り組みに注力しようとしてるところです。
全般的に、名著と言われるほどには自分が読み解けない点が多かった気がしました。もっと経験を積んだ後に読み直すと、また違ったものが見えてくるのかなあ。