組織パターンを読みました

有給消化期間中で、この機会に鬼のように積ん読消化していきたい。その一環として、前から気になってたけど読めてなかった、組織パターンをざっと目を通しました。

ついでに、読書のやり方も色々試行錯誤してる途中。今回は、読むスピードを優先して、メモは自分だけで分かるレベルでさくっと取っていく方針で。その中でも、いくつか全体感想的なところだけを出しておいて、なにかの話のネタやこの後読む人の参考になれば程度。

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この本から得たいこと

パターンをさっと取り出して、自分の意見を補強するため。やっぱり、本とかでまとまったものを引用すると、説得力が違うので。

拠点をまたいだ組織系のパターンが、今はやっぱり大きな関心事の一つかな。その辺を補強できるものがあれば。

感想・得たもの

1回じゃさっと取り出して活用するまではならなさそうなので、2回目以降の読み直しにかけたい。

巻末のパトレットの方がわかりやすいし、まとまってるので、こっちを覚えるようにしよう。

ところどころ、スクラムでイメージできるものがあった。「ワークキュー(≒プロダクトバックログ)」だったり「非公式の労働計画(≒スプリントバックログ)」だったり。

わかりやすく、明日からでも使えそうなやつ。

  • 4.1.26 手を止めて始めた作業を中断するな
  • 4.2.5 ソロ・バイオリニスト
  • 拠点をまたいだ組織系のパターン
    • 5.1.8 組織は拠点配置に従う
    • 5.1.10 離れて作業する前の顔合わせ
    • 「拠点離れているときでも、なんとかなる条件」は、現実解として分かりやすい

1. すべての拠点を合計しても、プロジェクトの開発者の数が少ない
2. ほとんどのコミュニケーションが、Eメール(広く分散され、非同期のコミュニケーション)のようなもので行われている。その場合、コミュニケーションの主な手段が立ち話である場合に比べて、より多くの人が会話の輪に加われる
3. 関わる人が一定期間一緒にいて、お互いを知っていると感じている(キックオフミーティングのように短い期間でもよい。[ 離れて作業する前の顔合わせ( 5.1.10)]も参照)
4. 「不必要」な移動のせいでメンバーが疲れてしまうことのない程度に、必要に応じて喜んで移動する人たちである。状況によっては[拠点間に分かれた作業を完了させることが]プロジェクトの性質上、不可能である。そのため、拠点が離れているという問題に対処する方法が必要だ

RACIチャートで役割 / 責任をまとめるのを推し進めていたことがあったんだけど、そのときに「5.1 組織のスタイルのためのパターン言語」を知っておくと、もう少し自信を持って進められたかもしんない。

「5.1.7 コンウェイの法則」を、この機会にちゃんと学べた。

上の方に位置されてるパターンが、より最初に考えるところかな。特に、どのパターン言語でも「信頼で結ばれた共同体」から始まってるのが、興味深い。